新型コロナウイルス対策として、政府が羽田空港などで北海道と沖縄便の搭乗客を対象に行っている無料のPCR検査などについて、北海道は3日の道議会保健福祉委員会の答弁などで、検査を受けた搭乗客のうち、17人が陽性疑いだったと明らかにした。
夏休みで往来が増えるため、政府は7月20日から羽田、成田、中部、伊丹、関西、福岡の6空港から北海道と沖縄の空港に向かう便の希望する搭乗客に、無料のPCR検査と抗原定量検査を行っている。
道によると、7月20日~8月1日の搭乗者28万4152人のうち、1万1681人が検査を受け、17人が陽性疑いだったという。陽性疑いの人は搭乗できない。政府は北海道と沖縄の内訳を明らかにしておらず、道は「北海道方面の検査数など詳しい情報を求めていく」としている。
2日から適用された「まん延防止等重点措置」に伴う対策で、道は道外の人に対し帰省や旅行の自粛のほか、移動が避けられない場合は出発前のPCR検査を受けるなどの対策を呼びかけている。(中野龍三)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル